梅、桃、桜の違い
今回のキットにも登場した梅や桜。本物を見るとほぼほぼ、「あ、これは、梅だな」とか「これは桜だよね」と違いを感覚的にはわかる気がするのですが、さて、作品を作ろうと思った時には「ん?」と立ち止まってしまいました。
作ろうとすると似てるんですよね、梅、桜、そしてもう一つ、桃。
梅って、桜より低木で花の数が少ないよねーとか、桜って、一斉にそして豪快に咲くよねーとか・・・
でもビーズフラワーで低木とか、一斉に咲くとか咲かないとか、それって表現しづらい。
キット販売に先駆けて、調べたものをまとめてみました♪
わかりやすい主な違いは、花びらの形と花柄の長さ、そして花の付き方!
(ほかにも違いはありますが、花を作るときの参考になりそうなものをピックアップしました)
ビーズフラワーで作る際にもこのポイントを抑えると、それぞれの花らしくなりそうです。
*花弁の形
桜=先割れ(ハート形)桃=少しとがった形(ひし形っぽい)、
梅=丸
*花柄の長さ
桜=長い桃=短い
梅=ほぼなく枝に直付け
*花の付き方
桜=群を形成し華やか桃=1節に2個の花が咲き数は少なめ。枝に沿うように咲く、
梅=1節に1個の花付きで花数が少ない
写真で見ていくと・・・
■□■ 梅 ■□■

百花の魁(一年の初め、様々な花の先陣を切って咲くという意味)といわれる梅。
松竹梅とよく言われるように、縁起の良いものとされています。
つくりを見ると確かに花柄が無く、枝にくっつくように咲いています。
花弁の先も丸です。
■□■ 桃 ■□■

上記の写真の品種は「ハナモモ」。
花弁はとがっているとまでいうとちょっとなぁという感じもしますがやや先が細い(先割れしている花弁まであります?)。
次は違う桃の品種、テルテモモ。

梅に比べると確かに尖ってます。
花柄はこんな感じです↓

同じ木でも花によって長さはまちまちで、この写真のものは長い方でもっと短いものも多くありました。
■□■ 桜 ■□■


言わずもがなって感じでしょうか(^^;)
先割れしている花びら、長い花柄。
ちょっと横道にそれますが、2枚目の桜の写真はソメイヨシノではありません。
日本で最もよく見られる品種のソメイヨシノは、花が開花している時期に葉はみられません。
そして、全国でソメイヨシノは寿命を迎えつつあるようで、ジンダイアケボノ等へ品種交代をすすめられているようです。
と…そんな、桜の話はまた違う機会に。
梅、桃、桜、ビーズフラワーを作るときの参考になればうれしいです(#^.^#)
記事記載 2018年4月3日
最終編集 2020年1月13日
最終編集 2020年1月13日